サイバーセキュリティシンポジウム道後2023(SEC道後2023)

開催趣意

 新型コロナウイルス感染拡大により「ニューノーマル」が求められ、我々の社会経済活動はテレワーク、遠隔教育、キャッシュレス決済サービスの普及など、サイバー空間を通じデジタル技術を活用した非対面・非接触で行われる生活様式に大きく変容しています。それに伴いテレワーク環境の脆弱性をついた企業ネットワークへの不正アクセス等サイバー攻撃の脅威が急増しています。

 また、「デジタル田園都市国家構想」では地方のデジタル実装により都市との格差是正、地域活性化の実現を図っていますが、一方で社会におけるデジタル化の進展に伴い、巧妙化・複雑化するサイバー攻撃の脅威への対応は重要な問題となります。実際にIoT、仮想通貨を含むFintech、重要インフラ、サプライチェーンを狙った攻撃等により、情報漏えいに加えて、直接的な金銭被害、業務・サービス障害が国内外で生じており、経済社会の持続的な発展や国民生活の安全・安心が脅かされています。

 四国内の病院においても、サイバー攻撃により患者の電子カルテが暗号化され、病院が実質的に機能停止状態に陥ったことは記憶に新しいところであり、サイバー攻撃の脅威が身近にあることを痛感しました。
 このような状況において令和3年9月に閣議決定したサイバーセキュリティ戦略では、DX(デジタルトランスフォーメンション)とサイバーセキュリティの同時推進による「経済社会の活力向上及び持続的発展」や、公共空間化・相互連関が進展するサイバー空間全体を俯瞰した安全・安心の確保による「国民が安全で安心して暮らせるデジタル社会の実現」という方向性が示されました。

 サイバーセキュリティシンポジウム道後実行委員会では、サイバーセキュリティの重要性について広く地域での普及・促進を図り、また、地域におけるサイバーセキュリティの啓発や人材育成に繋げるため、全国のサイバーセキュリティに造詣の深い方々を幅広く招聘し、サイバーセキュリティシンポジウム(SEC道後)を開催しています。

 「SEC道後2022」では、「Cybersecurity for All ~誰ひとり取り残さないセキュリティの確保に向けて~」をテーマに、あらゆる方々がサイバー空間を利用することが見込まれる中、国民が安全で安心して暮らせるサイバー空間を確保するため、サイバーセキュリティ政策をはじめ、サイバー攻撃に対抗する技術や攻撃事例等について多様な側面から議論を深め、対策等につなげる機会にしたいと考えています。
 また参加者同士の連携を深め、人的ネットワークの形成を図るため、講演に加えて、議論や交流の機会を設け、サイバーセキュリティに関わる様々な情報交換の場も提供いたします。

 サイバーセキュリティシンポジウム道後が、安心・安全なデジタル社会の構築と地域の発展に役立てばと考えており、皆様方からのご支援、ご高配を賜りますことをお願い申し上げます。

2022年2月
サイバーセキュリティシンポジウム道後実行委員会 委員長
愛媛大学大学院 教授 小林 真也



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